MARIEとはどんな人間なのか

初めましての方も、お馴染みの方も・・・マリエです。こんにちは。笑

今回は、永くお付き合いのあるお客様の中には「あ、マリエさんから聞いたことあるな!」という話もあると思いますが、今日までの【マリエ】が、どうやって築き上げられてきたのか・・・を少しばかりお話ししたいと思います。

MARIEが美容師を目指した理由

これは私の、おそらく4歳頃の記憶です。幼稚園に通っていた私は、母にいつも登園用の「髪型」をオーダーしていました。しかし母はあまり器用な方ではなく、そのオーダーをいつも苦々しく思っていたようです笑

ある日、わがままを言い過ぎた日に母の雷は突然落ちました・・・。「もう!自分でできないなら来週美容院に行って髪を短く切るから!!」子供でも、(まずい・・・怒らせたぞコリャ)とはっきりと判断できるほど母は苛立っていました。

長い髪のままでいたいけれど、このままでは来週おかっぱになってしまう・・・。その危機に直面した私は【自分で髪を結ぶ】ことに挑戦せざるを得ない状況になったのです。まぁ、言ってみればこれが最初の私のヘアアレンジとの出会いでした。

毎晩、お風呂に入る前に泣きながら練習した1週間。成功の日はある日突然訪れたのです。「できた・・・」震えるような満足感と、更なる興味が一気に溢れ出てきた瞬間でした。

今思い返すと、確実にこの体験が私を美容師へと誘うきっかけになったのです。不器用なお母さん、アリガトウ。それからというもの、仲良しの子に頼んで髪を結ばせてもらったり、梳かしたり、とすっかり髪の毛の虜になっていきました。

それが美容師を目指すきっかけのひとつになったのは間違いありません。その後も様々なエピソードが私をそこへ突き上げていきましたが、それはまた別の機会に。

美容師という立場でマリエが成し遂げたいこと

世の中には様々な職種があります。それぞれのプロ達が、私たちの生活に潤いや彩りを添えてくれていると私は思っています。いつも誰かの仕事が誰かを幸せにしている。自分もそのうちの一人と思っています。それがたまたま自分が「美容師」を選んだ、というだけです。

美容師ってたくさんいます。このデザインが得意、こんなカラーが得意・・・SNSでもたくさんの投稿を見かけます。私は実はそれが苦手です(笑)どちらかというと「このデザイン」というよりも「その人に対しての今」をデザインする、というのが私のスタイルなので、カウンセリングをしていると髪型の話の始まりから、いつの間にか「人生の相談」になっていくような感覚になる時があります。これを読んでくれている方で、実際に私のお客様がいたら(うんうん、ワカル)と読みながら思っているかもしれません。

その方の今の悩みに対して、一番いい方法は何か?を追求した上でデザインが決まっていくので発信したいスタイル、というのがなかなか難しいところなのです。むしろカウンセリングの動画を上げたいくらいです。

私の一番の得意なことは【カウンセリング】なのかもしれません。言葉にできないオーダーってありませんか?     そういうふんわりした気持ちを読み解き、提案に繋げていくのが好きなのです。

例えば、私は美容師としてはプロですが、ワインやコーヒーは好きですがそんなに詳しくありません。専門店に行ったら自分の好みを言語化するのはとても難しいです。ふんわりした要望を伝えて、好みにピッタリなワインやコーヒーが出てきたら感激します。それを髪の毛でやる、という感じです。お客様がふんわりした悩みや要望を伝えてくれたら、それを具現化する。それが楽しいのです。

そうやって永く、永くお付き合いしていくと、お客様の人生の岐路に立ち会うこともよくあります。人生のステージが変わる時、そんな場面に多く関わります。私がまるで、その人の人生の中に居れるような瞬間が、私のやり甲斐であり、生き甲斐でもあります。人生の中でたくさん起こる様々な悩みを吹き飛ばしていけるような、心が軽やかになるような、そんな提案をしていきたい。この自分の職業を通して目の前の誰かを幸せにしたい。それが私が、美容師として成し遂げたいこと。なんです。

そういえば学生時代、美容師を目指すと言った私にクラスメイトが「美容師って長時間勤務で給料安くて練習大変で、婚期も逃しそう笑」と笑われたことがありました。私は「私は全部手に入れる」と答えました。目指さない人は手に入れられないし、最初から何も挑戦せず諦めたりしない。それが私の信念ですね。何が欲しいか答えられないなら人生の旅を続けられない 愛読していた本に書いてあったお気に入りの一文ですが、本当にそう思っています。ざっくりお話しすると、【マリエ】ってこんな人間です。