そもそもコンプレックスとは何なのか

コンプレックス、の正体とは一体何なのだろう。他者からからかわれたこと、自分で気づいてしまった悩み、自分の思考回路の弱点・・・。どれも全部ひっくるめて、人は【コンプレックス】という名の悩みがあるものだ。

コンプレクスはなぜ生まれるのかと考えると、地球に比較対象がたくさんいるからだ笑   

解消するためには、強化したいところを肉付けするしかない。ありがたいことに現代は様々な方法があるから、昔の人に比べたら恵まれている方だ。でも他人と比較し続けると、この戦いに終わりはない。どこか、自分の好きなところや認めてあげること、いわば自分を愛してあげることも一つ大事なことと言える。

誰かを羨み続けていても、そこに終わりはないし満足できるゴールはない。でもせめてここだけは!!と思うからこそメイクやファッション、ヘアスタイルというものが存在する。これがないと生きていけないか?といえばそうではないから、そう・・・人生を少しでも豊かな気持ちで過ごすツールの一つという感じだ。

気にしなくても幸せな人はいるし、それもまた、素敵だと思う。だけどコンプレックスがあることが悪いことだとも思っていない。向上心の一つと言ってもいいくらいだと私は思う。

コンプレックスと向き合う

この仕事をしてく上で、ある意味【シビアな目線を持つ】ということが私なりの考え方だ。これは、どういうことかというと、例えば「私、◯○が気になっててー・・・」というお客様に対して「えー・そんなことないですよぉお〜」と答えてしまったらダメなのだ。それじゃあ話が始まらない。まず、何が問題点なのか?を共有できなければこのポジションは務まらないのだ。お世辞の言い過ぎも全く意味がない。解決に向かわせることが私のミッションだからだ。

癖毛が気になると言っている人に、「このくらいはあまり気にならないですけどねぇぇ〜」と答える美容師は私は嫌いだ。そりゃあアナタは気にならんかもしれないけど私は気になるって言っているんだよ!!!というのが癖毛チームの言い分だ。つまりそういうこと。どうやったらもっと素敵に見えるか?を追求した上での結論を出すためには、その人と同じ熱量でそのコンプレックスに向き合わなければいけない。

ある意味、その人にも原因がわかっていないような問題点を見つけ出さなければいけないから、なぜ、短い髪が似合いにくいのか?なぜロングが野暮ったく見えるのか?その理由を探して解決に導かなければならない。私の一番の得意分野はカウンセリングなのかもね!!理由のわからない違和感を何となく口にすれば、勝手に髪型を提案してくる。それがマリエ。それが何よりもたまらなくスキ!と言ってくれるのが私のお客様たち。

心の在り方にコンプレックスがあるということ

たまに、自分の考え方や性格についてのコンプレックスの話になることがある。考え方とは、自分の思考回路のクセみたいなものだ。変えることがもっとも難しいと思われていることの一つでもあるような気がする。

あの人は強いよね、と思う人に出会うと自分が弱いような気がしてくるものだ。私も、どちらかというと強いね、と言われる方なのかもしれない。でも、別にたいして強くない。案外弱っちいところもある。苦手なこともたくさんある。でも、私が強いと思われるのはおそらく、私は自分の弱さを知っていて、認めて、そこから目をそらしてはいないからだ。自分の弱さと向き合い、それを認めることができている気がする。だから周りに頼れるし感謝ができる。自分一人では、何もできないことを知っている。それが強さに見えているだけ。

本当に強い人とは、自分の弱点を認めることができる人。自分の弱さを知っている人は強いのだ。見た目も同じ。自分の嫌いなところが明確だと、何を変えたら心が軽くなるか、知ればいいだけ。

そのためにMARIE.は存在する。